交通事故における弁護士事務所の選び方

交通事故に遭うと様々な手続きや交渉事が発生し、弁護士への依頼を検討するものの、良い弁護士をどのように選べばよいかわからず困惑することがあります。
自分に合った有能な弁護士を選ぶことができれば、諸手続きや交渉におけるストレスは大幅に軽減され、賠償金額にも納得できる可能性が高くなります。
ここでは、交通事故案件に長けた弁護士事務所を選ぶためのポイントについて、当事務所の方針に基づき解説します。
相性の良い事務所を選ぶ重要ポイントは弁護士のコミュニケーション能力にある
依頼者として最も重要視すべき部分は、弁護士との相性にあります。
実際に相談してみた時に話しやすいと感じるか、弁護士は自分の話をよく聴いてくれるかという点に注目してください。
被害者である依頼者からいかに情報を引き出すか、それに対して専門的な見解をいかにわかりやすく依頼者に伝えるかは、弁護士の重要業務の一つになるからです。
また、依頼案件について常に最新判例や業界の動向等に関心を向けている、研究熱心な弁護士を選ぶことも大切です。
当事務所では依頼者と弁護士の信頼関係を重要視しています
依頼者との信頼関係という面において、当事務所では、双方が十分に理解しあった状態を維持できることを常に心がけています。
事故や手続き、交渉等に関する専門的な話も、依頼者が理解できるようきちんと噛み砕いて説明し、できるだけ心の中にしこりを残さないように配慮します。
電話での相談も事務員任せにすることはありません。
大事な情報をやり取りしたり、依頼者の話を聴いたりしながら方針を決めていくことを考えると、対応は弁護士がしっかりと行うべきだと言えます。
交通事故に限ったことではありませんが、小さなことからいかにお互いの信頼関係を積み重ねていくかが非常に重要で、そのことはスムーズな手続きの進行や有利な交渉を実現するためにも欠かせない要素となってくるのです。
信頼関係が存在するかどうかで、依頼者が最終的に抱く納得度や満足度は大きく変わることになるのです。
賠償金増額のための戦略を持つ弁護士を選ぶ
被害を負った立場としては、いかに十分な賠償金を獲得できるかはとても重要な問題となります。
この点について、依頼者の弁護士に対する期待も大きいことから、弁護士がしっかりした戦略を持っているか確認することも大切です。
例えば当事務所の場合は、賠償金最大化のために次の3つの事柄を大事としています。
勝つための証拠を積極的に集める
弁護士は相談段階から訴訟を見越していますから、裁判となった時にどのような証拠が有力となるかを常に考えています。
交通事故における証拠とは、実況見分調書や医療記録が主となりますが、後遺障害等級申請も見据えて行動します。
各種検査の提案や症状申告のアドバイスを行い、医師が書くことになる診断書に医師の所見が正しく反映させられるようフォローを行います。
諦めずに粘り強く交渉する
保険会社との交渉においては、依頼者の希望を聞きながら、最大限可能な範囲で粘り強い交渉を心がけています。
事故状況や被害の程度にもよりますが、食らいついて交渉することで得られる増額もあるため、決して軽視することはできません。
依頼者の話に十分耳を傾ける
当事者は依頼者自身であることから、本人が持つ事実関係をもらさず把握できるよう、しっかりと話に耳を傾けます。
初回の打ち合わせで聞けなかった場合も、2回、3回と話を重ねるうちに大事な情報が出てくることもあるので、打ち合わせ回数はできるだけ密にするよう心がけています。
そうすることで、依頼者としても何が重要かを理解するようになり、お互いにとって大きなメリットとなるのです。
後遺障害等級認定へ向けた随時アドバイスを行う弁護士が望ましい
依頼者にとって大切ことの一つは、適切な行為障害等級を獲得して十分な賠償金を得ることだと言えます。
このため弁護士は、通院時から後遺障害等級申請を見据えた適切なアドバイスを随時行う必要があります。
例えば、14級を獲得するには、一定期間に渡る定期的な通院や適切な通院日数が大事であると言われていますから、その点に留意した助言ができることが重要です。
また、症状の一貫性を意識した上で医師とどのように関わるかについても、依頼者にとって必要な情報になります。
入通院時から先を見越して行動することは、等級認定を目指すうえで大変重要だからこそ、随時適切なアドバイスを行う弁護士が望ましいのです。
相性の合う弁護士に早期相談することが大切
交通事故案件に長けており、かつ自分に合う弁護士を見つけたら、早い段階から相談することが大切です。
弁護士としても通院中からアドバイスが可能ですし、手続き関係や保険会社との交渉等もよりスムーズに進めることができるからです。
何より依頼者本人の精神的ストレスを大幅に軽減できるので、安心して治療に専念して頂けます。
当事務所としても、早期相談を受けることで依頼者との信頼関係をしっかりと培って行きたいと考えていますので、ぜひお気軽にご相談ください。